LIFE WITH TALISKER 人生を豊かに彩るウイスキーコラム
タリスカーを知る
ウイスキーの香り、どうやって感じる? 究極のカッコいいテイスティング【vol.3 個性を感じる編】
シングルモルト ウイスキーの個性的な香りや味わいを楽しむ「究極のテイスティングのやり方」も今回が最終回! グラスの持ち方からウイスキーを味わいつくす方法まで、第1回、第2回のコラムも併せて読めば「究極のカッコいいテイスティング」のすべてがわかります!
【vol.2 香りと味を楽しむ編】はこちら
テイスティングの心得④
ウイスキーの香りと味わいを
感じとるためのコツ
ハイ、みなさん、ボブです。
お届けしている「究極のカッコいいテイスティング」、最後は、「香りや味を感じるためのコツ」をご紹介していきます!
テイスティングノートを確認しておく
今、飲んでいるウイスキーのテイスティングコメント(テイスティングノート)をウェブサイトなどでチェックしてみましょう。書かれたコメント通りの特徴が感じられるか確認してみると、より深く理解できると思います!
色々な食事や飲み物と合わせてみる
ウイスキーの特徴を知るには、いろいろな食べ物と飲み物とのマッチングを試してみるのがオススメです。合わせてみることで、そのウイスキーの特性がハッキリすることがあります。
自宅で練習してみる
経験を積めば積むほど、より繊細な香りの違いをかぎ分けられるようになってきますよ。レストランなどではできないですが、自宅で食事するときには、出てきた料理の匂いを嗅いでから食べるというのも、匂いを嗅ぐトレーニングになります!
お口のリセットも大切
チェイサーのお水を飲んだり、プレーンのクラッカーを食べて、口の中をリセットしながら、テイスティングしてみてください。
実は自分の匂いをかいでリセットする、なんて方法も有効なんですよ。
テイスティングの心得⑤
その他のポイントや注意点
テイスティングの前後にも、気を配っておきたいポイントがあります。
コルクを湿らせてから抜栓する
ボトリングされたウイスキーは立てた状態で保管するので、ワインと違ってコルクが乾いていることがよくあります。
抜栓するときは、びんをゆっくりと傾け、少しの間コルクを湿らせると抜けやすくなり、コルクの割れを防止できますよ。
開けるときは、ゆっくりと栓をまわし、キュッ、キュッと音を立てて開けるとグッド!
ボトルから直接かぐのはNG?
新しく開栓したボトルはNGです。長い間ビンの中で眠っていたウイスキーはスワリングが必要。
ボトルに少しだけ残っている場合は?
すでにビンの中でたくさんの空気に触れているので、たくさんスワリングをしなくてもOK。テイスティンググラスに注いで、手首や腕をしなやかに使って、ゆっくりスムーズにテイスティンググラスを回して、スワリングしましょう。
シングルモルトの個性を
感じ取ろう
みなさん、3回にわたってお届けしたボブ流「究極のカッコいいテイスティング」、いかがでしたか?
僕は仕事柄、蒸留所のマスターブレンダ―と一緒に、1日に200種類ものサンプルのテイスティングやノージングを経験したこともあります。
シングルモルトアンバサダーという仕事を通じて、みなさんにも、もっとシングルモルトの個性を感じ取っていただきたいという想いがあります。
自宅でもバーでも構いません、みなさんもぜひテイスティングを楽しんでみてください!
それではまた、お会いしましょう!
See you next time !