1830年から変わらぬ製法と伝統
シングルモルト スコッチウイスキー タリスカーの独特のスパイシーな深みのある複雑な味わいは、創業以来の製法を忠実に守り、
製造のすべてのプロセスにおいて厳格かつ細やかな気配りから生まれます。
タリスカーの独自の味わいを生むプロセスとそれを守り抜くのは職人たちのクラフトマンシップです。
タリスカーの製造工程
香りと味わいを決める、3つの特徴的な蒸溜技術
発酵槽 washback
発酵は昔ながらのオレゴンパイン(オレゴン松)製のウォッシュバック(発酵槽)で行い、乳酸菌による乳酸発酵を促します。発酵時間も通常50時間程度のところをタリスカー蒸留所では70時間かけて発酵。これが、独特のフルーティーな香りと味わいを生み出します。
初留釜 wash stills
初留釜で蒸溜された蒸気のうち、重いものはU字に曲がったライパイプの先に付いている精留器により、再び初留釜の中に還流(Reflux)されます。気化と液化を繰り返すことでよりクリアな初留液が生まれます。タリスカー独特のキャラクターはここから生まれると考えられています。
ワームタブ wormtub
蒸気を冷却する冷却器は昔ながらのワームタブを使用。現在スコットランドでも12の蒸留所しか採用していないこの昔ながらの方法により、蒸気はゆっくりと液化されます。この行程もタリスカー独特のキャラクターを生み出すのに大きく影響しています。