シングルモルト スコッチウイスキー タリスカー MADE BY THE SEA

スパイスってどう使えばいい？

冬は体を芯から温める食材として、夏は夏バテ予防にも良いとされているのが、スパイス料理です。スパイスのかぐわしい香りがする料理を目の前にするだけで、食欲がわいてきますし、元気が出てきますね。

ですが、いざスパイスを自宅の料理に採り入れようとしても「スパイスの使い方がよくわからない」なんて経験ありませんか？
そこで今回は、スパイス料理のプロに注目のスパイスと上手な活用術についてお話しを聞いてきました！

「クンビラ」オーナーのマキさんは、日本人の父とネパール人の母の間に生まれ、1978年に日本で最初のネパールレストランとしてクンビラをオープンさせたお母さんから本場のスパイスを学んだそうです。

クミンの燃焼効果に注目!

今回やってきたのは、東京・恵比寿にあるネパール料理専門店「クンビラ」。1978年にオープンしたネパール料理の老舗です。

「スパイスの使い方を難しく考える人がいますけど、本当はスパイスの使い方は簡単。どんな食材も美味しく手軽に変え、健康や美容にも良い、それがスパイスです。スパイス料理を食べれば、男性も女性もモテるようになりますよ（笑）」

と話すのは、同店のオーナーのマキさんこと、出口牧仁さん。オーナーであり、かつ料理人でもあるマキさんは、毎年ネパールへとスパイスを仕入れに行き、原料から探し求めるスパイスのプロです。

それでは、さっそく聞いてみましょう。おすすめのスパイスと自宅での使い方のコツって何かありますか？

イチオシのスパイス「クミン」とは

「私がおすすめするスパイスは『クミン』。実はクミンはカレーの中でも多めに使われているスパイスで、スーパーなどで手に入りやすく使い方も簡単。さらにクミンには、デトックスやダイエットにも効果があるので、女性には特におすすめですよ！」

マキさんも注目するクミンの効果をひと通りまとめてみました。

燃焼作用によるダイエット効果

クミンは体内の新陳代謝を上げて、燃焼を促す作用があり、ダイエットへの効果も期待できます。マキさんによれば、1日5gのクミンを取るだけで、痩身効果が出てくるそうです。

香り重視で食欲を増進

スパイス料理に欠かせない、香ばしい匂いが特徴のクミンを加えることで、料理の香りがよくなり、食欲が増します。

腸から身体を温める整腸効果

クミンは、胃や腸から身体をあたためて、夏に弱りがちな胃腸を整える整腸効果が期待できます。

消化を促進するデトックス効果

胃腸の働きを助ける整腸作用によって消化を促進するので、老廃物を排出するデトックス効果が期待できます。

クミンを使ったオススメ料理
作り方のポイント

自宅で手軽に実践できるスパイス料理ということで、マキさんが選んだのは「ジャガイモのスパイス炒め」と「シシカバブ」でどちらもスパイスの香りとおいしさが際立つ料理です。

「市販のクミンには『クミンシード』と『クミンパウダー』の2種がありますよ。実はそれぞれに役割があり使い方も違うんです」

シードとパウダー、どのように使い分けてるのでしょうか？ では調理のポイントを見てみましょう。

ジャガイモのスパイス炒めの例

香ばしさとピリッと刺激的な辛さがおいしいジャガイモのスパイス炒め。香ばしく仕上げるコツはクミンシードの使い方。

【調理のポイント】クミンシードは油で熱して香り付け

「フライパンに油を引いた後、クミンシードとメティなど他のスパイスを焦がさないように弱火で3～4分じっくり過熱し、スパイスの香りを移すのがポイント。クミンシードとメティの組み合わせは炒め物と非常に相性のいいスパイスですよ」

シシカバブの例

スパイスを使った肉料理として人気の高い「シシカバブ」。何とお店でしか味わえないと思っていた本格的な味が家でも手軽に再現するコツがありました！ ハンバーグとして焼いてもおいしくいただけます。

【調理のポイント】クミンパウダーは具材に混ぜ込む

「クミンパウダーは、具材の下味をつけるときに混ぜ込んだり、料理の途中で加えるなどして使うのがポイント。食材の風味を引き出せます。カップラーメンに加えても美味しいんですよ！肉を焼く際は、もちろんクミンシードを使ってくださいね」

香り豊かなスパイス料理を
タリスカーとともに愉しもう

レモンをワイルドに絞っている様子

ご紹介した２つの料理はどちらも香りのベースとしてクミンを使っています。香ばしさとスパイシーな味わいは、タリスカー スパイシー ハイボールとの相性も抜群!
健康や美容にも良く、食欲を増してお酒もすすむスパイス料理の奥深い味わい。ご自宅でもぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。