LIFE WITH TALISKER 人生を豊かに彩るウイスキーコラム
タリスカーと生きる
タリスカーにはジャズが似合う! ジャズ・ミュージシャンTOKUさんに訊く、ウイスキーと音楽の関係とは?
InterFM897で好評放送中のラジオ番組「TALISKER Presents Golden time of day」(毎週日曜17:30~18:00)、お楽しみいただいていますか?
先日放送の番組では、日本を代表するジャズボーカリスト&フリューゲルホーン・プレイヤーのTOKUさんがゲストで登場。番組DJのMC RYUさんとのトークや生演奏の様子など、スタジオ収録の模様をたっぷりとお届けします。
※本記事は、ラジオ番組が放送中の2016年当時の内容のままお届けしています。
日本を代表する
ジャズ・ミュージシャンが登場!
「ひっそりと愉しむウイスキーと自分時間」をテーマに、日曜の夕暮れ時、アーバン・グルーヴとともに、それぞれの人生に乾杯するラジオ番組「TALISKER Presents Golden Time of Day」。
放送3回目のゲストは、日本を代表するヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレイヤー、世界のジャズシーンで活躍中のTOKUさんです。
TOKU プロフィール
1973年2月20日生まれ、新潟県出身。
日本唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤー。
2000年1月アルバム“Everythig She Said”でSMEよりデビュー。当初から注目を集め、その年の8月には早くもブルーノート東京に出演。以来、海外公演を積極的に行い、各地でライブやフェスに出演。J-POP界にJazz Feelを注入する一翼を担う。
TOKUさんは、ジャズ界では日本で唯一のフリューゲルホーンプレイヤーで、まさに「孤高のアーティスト」。番組DJを務める MC RYUさんの昔からの友人関係ということもあり、スタジオ内では昔話に花を咲かせつつ、タリスカーを片手にリラックスしたムードで収録は進行します。
番組収録前や収録中の合間に、愛用のフリューゲルホーンやトランペットの心地よい音を、時折スタジオに響かせる、TOKUさん。ゲストトークでは、最近の音楽活動を中心に語っていただきました。
スタジオ内に置かれたTOKUさん愛用のフリューゲルホーン。番組後半で登場します。
ライブで全国を回る日々の
TOKUさんの音楽活動
今回は収録のため、滞在していた岡山からはるばる、東京・天王洲のスタジオまで駆けつけてくれました。
実は前日まで、瀬戸内海の島々を舞台に開催されていた「瀬戸内国際芸術祭2016」に参加。音楽プロデューサーの小林武史さんが手がける「円都空間」のライブにゲストアーティストとして出演しました。
TOKUさんは、ライブを主体に全国で精力的に活動しており、各地をめまぐるしく飛び回る毎日を送っています。
また、フランク・シナトラの生誕100周年を記念したトリビュートアルバム『Dear Mr.SINATRA』を昨年リリース。番組では、このアルバムの中からTOKUさんがヴォーカルをつとめる『One for My Baby』がオンエアされました。
「One for My Baby」は、フレッド・アステアのミュージカル『The Sky’s The Limit』の劇中曲がオリジナルで、シナトラの他にも、トニー・ベネット、エタ・ジェイムズ、ロビー・ウィリアムズら有名アーティストがカバーした名曲。傷心した男がバーテンダーを相手に長話を続ける男心を綴っています。
シナトラ本人を彷彿とさせるTOKUさんのしっとりとした甘い歌声は、聴いているだけで、自然とタリスカーが飲みたくなってきます。
TOKUさんの歌う「One for My Baby」の楽曲はこちら
タリスカートリビュートアルバム
の楽曲に合わせてジャムセッション!
さらに番組後半では、タリスカーのトリビュートアルバムとして2010年にリリースされた『Kenichiro Nishihara – Rugged Mystic Jazz For TALISKER』に収録の『Thinking of you』がかかりましたが、この時、TOKUさんがフリューゲルホーンを手にアドリブの即興のジャムセッションを展開!
原曲にはないTOKUさんのフリューゲルホーンの音色が重なり、見事なシンクロぶりを披露しました。
オンエアだけの貴重な音源、お聞きになった方は、本当にラッキーです!
収録後のこぼれ話し
TOKUさん自身への質問
――子どもの頃から音楽漬けだったTOKUさんに、影響を与えたミュージシャンは?
大学時代に、ピアノ、ギター、ベース、ドラムなど、いろんな楽器をやっていましたが、その頃に聞いた音楽が今の自分のベースになっています。
ジャズ・ロック・バンド「スティーリー・ダン」のメンバー、ドナルド・フェイゲンのソロアルバム「ナイトフライ」は影響を受けましたし、もちろん、スティーリー・ダンのサウンドも好き。
それから、ジャズを突き進むきっかけになったのは、大学1年生の時に初めてCDを買ったマイルス・デイビスとの出会いでした。
マイルスのすごさに衝撃を受けて、耳でコピーでしてコルネットで演奏を練習したんですね。それをあるライブに飛び入りで演奏していたら、そこにいた人が、「それ、マイルスのアドリブだよ」と教えてくれたんです。それ以外にスタンダードがあるとは知らなかった。
その言葉に「ジャズって、マイルスってすげえ!」と思って、それからジャズの世界にハマっていきました。
――シナトラの「One for the Baby」をカバーされていますが、歌うときは何をイメージされていますか?
この曲は、女性と別れたばかりの男がバーでクダを巻いているというシーンが歌われています。だから、僕もバーにいるところを思い浮かべながら、歌っていますよ。
そこはホテルの広いバーで、イスがすべてテーブルの上に片づけられているのに、いつまでもカウンターでバーテンダーにうとまれながら話しを続けている自分がいる。そんな曲の中の世界の中にどっぷりと浸って歌うようにしています。
『TALISKER Presents Golden Time of Day』では、次回以降も素敵なゲストをお迎えしてお送りする予定です。どうぞお楽しみに!
さらに気になるTOKUさんのライブ情報もぜひチェック! 世界を股にかけて活躍するTOKUさんの世界をぜひ体験してみてください。
【TOKU LIVE SCHEDULE】
2016/11/04(Fri)
大阪 大阪高槻MUSIC SQUARE 1624
2016/11/05(Sat)
山口BILLIE
2016/11/11(Fri)
岐阜高山 日下部民藝館
2016/12/13(Tue)
東京オペラシティ 近江楽堂
2016/12/16(Fri)
静岡 グランシップ中ホール・大地
2016/12/18(Sun)
静岡下田 下田市民文化会館・大ホール
放送された曲目リスト
第3回(10月16日)放送分
YOU’VE GOT IT BAD GIRL / LOUIE VEGA FEAT. JOSH MILAN
ROCK WITH YOU (OPOLOPO HOUSE BOUNCE) / MICHAEL JACKSON
DON’T NOBODY (HOT TODDY REMIX) / FRED EVERYTHING FEAT. N’DEA DAVENPORT
THE BIG SCORE (DROPPED MIX) / FORT KNOX FIVE
ONE FOR MY BABY / TOKU
THINKING OF YOU / KENICHIRO NISHIHARA
LOW KEY / VANESSA WHITE FEAT. ILLA J