LIFE WITH TALISKER 人生を豊かに彩るウイスキーコラム
タリスカーを知る
トワイスアップ?ストレート?野球用語のような言葉の正体とは?
トワイスアップ?ストレート?これは野球のピッチャーの球種のこと?これはウイスキーの飲み方に関係のある用語なんです。
初めてバーを訪れてみたけど、注文の仕方がよくわからないという人は必見。
役立つウイスキーの基本用語。あなたはいくつ知っていますか?
トワイスアップとは?
ウイスキーの飲み方の用語
トワイスアップ
トワイスアップとは、氷を入れずにウイスキーと水を1:1の割合にする飲み方のこと。時間が経っても香りや風味を損なわずに楽しめます。
ストレート
「直球」という意味ではありません。ウイスキーの原酒を水や氷を足さずにそのままグラスに注いでいただく飲み方。ウイスキーの香りや味わい、そして個性を存分に楽しむなら、ぜひ「ストレート」で。
ダブル(ツーフィンガー)
ウイスキー用のロックグラスの底から人差し指と中指の深さの量で約60ml。
オン・ザ・ロック
グラスに氷を2~3個入れてウイスキーを注ぐ飲み方。いわゆる「ロック」の正式な呼称です。音楽のロックに由来すると思われがちですが、正しくは氷を岩に見立てて飲むから「オン・ザ・ロック」。
ハイボール
最近ではウイスキーでも人気、お酒を炭酸水で割る飲み方のこと。ウイスキーのソーダ割り。ハイボールという言葉は、ゴルフの「高く打ち上げたボール」に由来しているともいわれてます(諸説あり)。
ミスト
クラッシュアイスをグラスいっぱいに入れ、ウイスキーを入れる飲み方。冷たくさわやかな味わいが続きます。
シングル(ワンフィンガー)
ウイスキー用のロックグラスの底から人差し指1本分の深さの量で約30ml程度になります。
いかがですか?トワイスアップの意味は分かりましたか? ウイスキーの飲み方だけでもいろいろな種類がありますよね。
続いては、ウイスキーの味のチョイスにかかわる用語です。
知っておきたい
「五大ウイスキー」
ウイスキーの味わいは、そのウイスキーが作られた風土や気候、原料と大きく関係しています。味の系統も産地によってがらりと変わるところがウイスキーの面白さ。あなたの探求心をくすぐる「五大ウイスキー」を紹介します。
スコッチ
原産国:スコットランド
“スコッチ”といえば、シングルモルト、ブレンデッドいずれにもウイスキーの名品が数多く揃っています。ウイスキーの個性となる独特の風味や香りを特徴としたものが多く、大麦を原料とするウイスキーの一大生産地です。
カナディアン
原産国:カナダ
カナディアン・ウイスキーの特徴は、ライ麦を原料とした軽くてスムーズな飲み口。「マンハッタン」など、カクテルのベースとしてもよく使われます。
アイリッシュ
原産国:アイルランド
ウイスキーが最初に製造されたのは実はアイルランド。3回もの蒸溜を行うため、クセのない軽い飲み口が特徴です。
ジャパニーズ
原産国:日本
国産ウイスキーは、日本人の好みに合わせ、クセがなくバランスの良いウイスキーが多いのが特徴です。日本のウイスキーの開祖である竹鶴政孝氏がウイスキーづくりを学んだのがスコットランドだったことから、国産のシングルモルト ウイスキーはスコッチに味が近いといわれています。
アメリカン
原産国:アメリカ
アメリカを代表するウイスキーといえば「バーボン」。トウモロコシを主原料とする、ほろ苦さと香ばしさ、甘さを備えたウイスキーが多いのが特徴です。
ちなみに、日本に初めてウイスキーを持ち込んだのは岩倉具視。1873年に特命全権大使として欧米を視察した際に持ち帰った「オールドパー」が明治天皇に献上されています。
ウイスキーの味や香りに
関係のある用語
あとはウイスキーの「味」「香り」の関連用語をいくつか知っておけば、注文に困るケースは減っていくでしょう。
スモーキー/ピーティー
ウイスキー独特の香りづけの方法として、ピートと呼ばれる「泥炭」で大麦を燻すやり方があります。ウイスキーから立ち上る燻製のような香りは「ピート香」と呼ばれ、ピート香のするウイスキーを「スモーキー」あるいは「ピーティー」と表現します。
フルーティー
果実のような甘い香りのこと。洋梨、ぶどう、オレンジ、ベリーなど複雑な香りをかぎ分けるのもウイスキーの楽しみの一つ。
スパイシー
香辛料の様に、舌にビリビリくる刺激的な味わい。
オイリー
とろみのある、コクのある飲み口を表現する言葉です。
ここまで出てきた用語を使ってタリスカーのロックを表現するなら、こんな感じです。
「スモーキーでスパイシーな味わいのスコッチ、タリスカーをオン・ザ・ロックで」
タリスカーの特徴が何となくつかめたでしょうか。